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メモリーズオフの魅力をを第1作目から、
一気にダイジェストに解説します!

第1作:メモリーズオフ

神奈川県藤沢市の江ノ島周辺を舞台にしている。

シリーズ初作品のテーマは「かけがえのない想い」

思春期に見られる切ない感情、人生に対する価値観への悩み、

家庭環境や周囲との関わりについても作中では重点的に表現されるなど、

単なる恋愛ゲームでないと話題となった。

恋愛シュミレーションゲームが支流になり始めた当時、
ときメモのようなゲーム的要素が強い作品が多い中、
ストーリー性を重視したノベル風のメモオフは、賛否両論ありましたが、

クリアした時の感動が大きく、キャラクターごとの設定も細かく、ファンの心を掴むこととなった。

 のちに続くシリーズの根幹を作った歴史的一作。


★プレイした感想★

 まず、ストーリーの中心となるヒロイン彩花がすでに死亡しているという斬新な設定に驚かされました。
どんなに攻略したくても、想い出の中にしかいないという、とても切ない題材でありながら、
もう一人のヒロイン唯笑という、明るくかわいい幼馴染のおかげで、全体的に暗くなく楽しい作品に仕上がっていた。

やはり中心は唯笑のシナリオでしょう。

表面上は、明るく人懐っこい性格を装っているが、その奥に秘めたる智也への想いが切なくて本当に泣けます。
当時こんなに泣ける恋愛ゲームがあったとは、今考えてもすごいことだと思います。
また、のちのちの作品に引き継がれていく重要な単語が多々あり、これをプレイすることにより、次回作以降の楽しみが数倍にもなります。

第2作:メモリーズオフ2nd

前作Memories Off』から1年後の話となり、新たな高校「浜咲学園」が舞台となる(神奈川県立鎌倉高等学校がモデル)前作と同年齢の高校生が主人公であり、前作の登場人物たちとは『Memories Off After Rain』でその繋がりが描かれることになる。

作品のテーマは「恋愛の乗り換え」

恋愛には付き物の出会いと別れのうち、「別れ」の形をリアルに描写し、前面に押し出している。
本作で描かれる別れは、前作より現実味があり、より主観的にゲームに入り込むことができる。
キャラクターのデザインは、前作からかなり進化をし、かわいいテイストに変わっているが、ストーリーの「別れ」のイメージに沿って、少しシックな落ち着いた色遣いになっている。

ストーリー概要

主人公、伊波健は高校3年生。所属していたサッカー部を引退し、一時的に目標を見失い、将来が見えない不安に陥っていた。それとは対照的に、優秀なピアニストの才能をもつ彼女、白河ほたる
まっすぐに夢に向かって進むほたるを、まぶしく感じる一方で、自分との間に見えない距離を感じ始める・・・・

★プレイした感想★

 今まで恋愛シュミレーションであまり触れられてこなかった「別れ」というものを、もっともリアルに描いた作品。

開始直後からかわいい彼女がいる設定は、一瞬浮かれ気分にさせるが・・・ってことは、
ほかのヒロインを攻略する際には、避けては通れない「別れ」の場面があるわけで・・・。

これが、すご〜く臨場感たっぷりでリアルに描かれている。

のちにメモオフの真骨頂とも言われる「修羅場」を体験できるすごいゲームです。
思わず主人公に自分自身を投影して冷や汗をかいてしまいます。
キャラクターもそれぞれ個性があり、とてもよい作品に仕上がっています。

第3作:想い出にかわる君〜メモリーズオフ

季節は前作Memories Off 2nd』から1年後の夏
シリーズ初登場となる「千羽谷」が舞台。
主人公は学園(千羽谷大学)に通っているが、物語の中心は、喫茶店「cubic cafeで展開する。

今作では、今までのシリーズと比べコンセプトが若干ことなる点が多いのが特徴

その1.シリーズタイトル『Memories Off』がサブタイトル扱い
今作が内容的に、学園青春ものから若干成長した時期を描いたため。

 その2.True Storyの導入。(音緒・カナタ編シナリオ)に入るためには、その他全ヒロインのグッドエンディングを見る必要がある。

その3.男性キャラクターが大幅に増えた。前作までの稲穂信の他に、喫茶店に集まる多数の男性キャラが登場する。おそらく女性ユーザー向けに作ったと思われる。

 その4.主人公が高校生から大学生に。これはおそらく製作サイドの考えで、初代メモオフからのユーザーの実年齢に沿って、主人公も成長させたと思われる。

ストーリー概要

主人公:加賀正午(かがしょうご)
 : 下野紘代表作:ラーゼフォン』の神名綾人役

千羽谷大学に通う大学生。以前カナタと交際していた。9月14生まれ。
どこにでもいそうな、平凡な大学生。
打ち込めるものが見つからず、大学もさぼりがち。
しかし、ここぞとという時やる男。
シリーズ通して一番優柔不断な主人公と言っていいほど、とくに女性関係については、最後の最後まで、ある意味ハラハラすることに。
メインヒロインのカナタとあわせて、シリーズ史上異色のコンビといえる。
★プレイした感想★

前作の反動からか、今度は恋人から一方的にフられた男の子が主人公

しかも、突如音信不通というショッキングな別れ方をされている。

この元恋人のカナタは、のちのシリーズにも重要キャラとしてゲスト出演する、メモオフ上重要キャラである。
つかみどころがなく、あっけらかんとしてマイペースなカナタは、開始直後にふら〜っと正午の前に登場し再開するが、よくわからない関係のまま、翻弄されるというストーリー。

今作のポイントは、「優柔不断男の決断」

今回のシナリオはそれぞれ、どちらの女の子を取るか、
二者択一の選択を最終的に迫られる構成になっており、恋愛とは、二兎を追えないということを思い知らされる作品。

とくに、全キャラ攻略後の延長シナリオでは、シリーズ初の二股状態に・・・

第4作:メモリーズオフ〜それから〜

物語は前作から1年半後の冬。舞台は2ndと同じ「浜咲学園」が舞台。
主人公は高校生へと戻る。高校3年生である主人公の、卒業前後の生活が描かれる
(主人公達が通う浜咲学園は神奈川県立鎌倉高等学校がモデルになっている)

多くの新要素を取り入れた前回作の反省を活かし、今作では人気のあった2ndの学園生活の王道的なストーリーに回帰している。

ストーリーは2ndで経験した「自ら別れを告げる」に対して、
今作は「相手に別れを告げられる」
ことから話が始まる。恋シュミ系のゲームでは異例の、オープニング直後にいきなり彼女から別れを告げられるという、悲しい展開がプレイヤーを襲う。
また、これまでのシリーズであまり取り上げられなかった部活動や卒業式が描かれている。
これにより、より
学園生活に溶け込んだシナリオ構成となった。
前作の舞台だったカフェを継承し、学園パートとカフェパートのような構成になっており、物語にメリハリを与えるとともに、前作からのつながりが非常に濃いのが特徴。
キャラクターデザインは、メモオフ特有のより現実に近く、
実際にいそうな雰囲気がコンセプトに対し、今作からは、
いわゆる「萌え」要素が盛り込まれ、具体的には「妹キャラ」「メガネキャラ」といった形でヒロインの造形に反映されている。
結果として、
個性豊かなキャラクターが多数生まれることとなった。

  ★プレイした感想★

アイドルメガネっ子と、ヒロインのバラエティーが広がった今作。

もはやメモオフのお約束ともいうべき、衝撃のオープニングでは、
いきなり恋人から呼び出されフラれるという、最強にショッキングな状態から始まる。

しかも、その理由が腑に落ちず、なっとくできないという、
なんとも現実にありそうな葛藤を作り出すのが本当にうまいと思います。

フられても元恋人を信じて愛せるか、それとも新しい恋に走るか。

今作では登場するヒロインの過去と現在の関係性が非常に強く
ゲームを進めていくと
謎がとけていき、それが恋愛に重要なスパイスとして加わっているという、作りこまれたシナリオです。

シナリオもヒロインごとに個性が強く、あきさせないつくりとなっている。

また、前作のヒロインカナタも重要サブキャラとして登場します。

第5作:メモリーズオフ#5とぎれたフィルム

前作Memories Off それから』の2ヵ月後の話であり、
主人公は3作目と同じく大学生
シリーズでは初めて主人公の性格や外見が設定された。

また女性視点からもゲームを楽しめるようにとリバースカットというシステムが追加され、一定の条件を満たせば麻尋視点で物語を見ることが出来る

このシステムは次の『T-wave』にも引き継がれ、3次元での恋愛を体験でき、
より恋愛のリアリティが伝わる
つくりとなった。

このように本作では従来のギャルゲーから、恋愛のみならず、サスペンス要素の導入や新たな高校の登場など、未来のメモオフを模索する作品となった。

ストーリー概要

主人公・河合春人は映画作りという夢を目指して、幼馴染の日名雄介と親友の観島香月、小津修司と映画サークル「CUM研」を作ったが日名雄介の死をきっかけにその夢をあきらめかけていた。

そんな時、春人の前に突然現れた仙堂麻尋。
彼女は雄介の死に関わりがあると思われていた女性。
そして彼女は春人に対し、雄介の遺した脚本で映画を撮ってほしいと訴えてきた。

困惑する春人、そして徐々に見えてくる真実とは

★プレイした感想★

舞台を大学に移した今作。

何といってもヒロインが、オープニングから主人公達に罪人扱いされ、
ひどい仕打ちを受けるあたり、事情を深く知らずにプレイしている側としては、
とてもかわいそうに感じました。

また、前作以上にサスペンス性の増した今作

謎解きの要素も増えているが、
決して恋愛要素がおろそかになっているわけではなく、

あくまで最後はちゃんと恋愛感情に結び付くあたり、
さすがメモオフという感じでした。

第6作:メモリーズオフ6〜T-wave

本作のコンセプトは原点回帰
前作までの「メモオフらしさ」である、修羅場や登場人物の死などを一度リセットし、初代作品で描かれた「胸キュン青春恋愛」を軸に描いた
舞台も『1st』以来の澄空学園にもどり、ヒロインの造形やシナリオも原点に立ち返っている。

また、稲穂信も主人公たちとの年齢差が大きくなってきたので、後継者候補として佐賀亨の名が挙げられている。


ストーリー概要

主人公・塚本志雄は私立澄空学園に通う高校2年生。
幼馴染の遠峯りりすから下僕のような扱いを受ける志雄に“彼女”などという存在は無縁のものだった。
ある日、りりすから隣のクラスの箱崎智紗を紹介された志雄は彼女から
「後夜祭を一緒に踊ってもらえませんか」と告白される。

★プレイした感想★

原点回帰といわれた今作。

私の中では、当時シリーズ最高傑作と位置付けました!

まず、ヒロイン一人ひとりの完成度が高い!
シナリオもキャラクター毎にむらがなく、
すべてのヒロインが、魅力的で感動的なストーリーとなっていてはずれがない

また、そのハイレベルな中にあって、メインヒロインのりりすの存在がすばらしい。

主人公にとって一番近い存在でありながら、恋愛的距離が一番離れている彼女。

自分に素直になれない事情を抱えたりりすは、本当に魅力的で、ほっとけない女の子です。

プレイ中は、終始胸がキュンキュンな状態が続くでしょう。

きっと誰しもが、「こんなことあったな〜」と現実と照らし合わせて共感できる、
とてもすばらしい作品だったと思います。

第7作:メモリーズオフ〜ゆびきりの記憶〜

Memories Off シリーズ』の7作目で、時期は前作「T-wave」から1年半後となる。

タイトルロゴ、キャラクターデザインが一新され話題となった。

物語の舞台もシリーズ初登場の市立藤林高等学校となるほか、新たなシステムとしてプレイヤーに判断を迫る「ゆびきり分岐システム」が採用された。

パッケージの裏には「思い出すなんて許さない」とミステリアスな言葉が・・。

前作が明るい雰囲気の作品だったので、今度は前作で封印していた、
修羅場やサスペンス性を前面に押し出している。


★プレイした感想★

ついにクリアしました!

正直前作があまりにも完璧だったために、それを超える感動は期待していなかったのですが、

さすがメモオフ、超えてくれました!!

封印していたサスペンス性が復活したのですが、それが恋愛に絶大な影響を与え

結果的に、ラストで波のように感動が押し寄せてくる仕掛けがされています。

とくに霞シナリオは、歴代のシナリオの中で、一番感動したと思います。

単に、言葉や表面上のやりとりで愛情を表現するのではなく、心の内側に秘めたる

強い強い愛情を、完璧に表現しています

ラストにすべての謎のピースがはまった時、
「・・・ってことは」あの時のあれは・・・
と、一気に感動が心の中に雪崩込んできます。

この感動を是非味わって頂きたいです。

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